- HOME
- 葬儀の方法について
write:2017-10-20 17:15:13
葬儀の方法について
昔は、葬儀となるとご近所の方と協力し合いながら、大々的に行うのが普通でした。しかし、現在ではプライバシーの配慮や核家族化、単身世帯が多いなどといった事情で、地域ぐるみのお葬式は減っています。身内だけで行う家族葬や、火葬だけを行う直葬方式を選択される方も少なくありません。
故人が生前にそういった希望をされる方も多いですし、大きなお葬式になるとそれだけ費用もかかりますので、予算的に考えて家族葬を選ばれる方も多いのが実情です。お葬式の形式にこだわる方も、現在では少なくなっているのです。
しかし、ここで注意しなければならないのは、故人やご家族が望んでいたとしても、故人のお知り合いの方々には「きちんと葬儀に呼んでほしかった」と考えている場合がある点です。ご家族が故人のごく親しいご友人などを知っており、案内できている場合なら良いかもしれませんが、別居していたり把握しきれていない場合も多いのです。
ごく親しかった方から見ると、大切なご友人が亡くなったのに知らないうちに葬儀が終わってお弔いができなかった、ということで悔やまれる場合も多いでしょう。
基本的に、葬儀は今生きている方が心の整理をつけるために必要な儀式です。故人の要望があっても、葬儀に参列したいご友人などがいらした場合、最後のお別れの機会を奪うことにもなりかねません。
特に、顔の広い方の葬儀をされる前には、身内だけの家族葬で大丈夫なのか、後になってお弔いにきたいという知人の対応をできるかも考えて葬儀のプランを選ぶといいでしょう。